亜鉛不足で、なぜ味覚障害が起こるのか?
知っていますか?
そして、「亜鉛がカラダに足りていない」というだけで、他にもたくさんのヤバいことが起こっていること、気付いていますか?
「亜鉛不足」の症状の一例として、
- 味がわからない
- 舌がピリピリとしびれたような感覚になる
- においがしない
- 髪の毛がよく抜ける
- 肌が荒れやすい
- アトピー性皮膚炎
- あせも
- 糖尿病
- 爪に白い斑点
- 傷の治りが遅い
- 鼻炎
- 低身長
- 不妊
- メニエール病
- 精神不安定
などがあります。
そもそも「亜鉛」とは、カラダの中に2000mg存在していて、「鉄」の次に多い重要なヤツです。
「亜鉛の役割」は、なんと、300以上!
(結構、多め、、、)
この記事では、300以上の役割の中でも、特に重要だとワタシが思う「2つの役割」を、紹介しながら、なぜこのような症状が出るのか!?を、解説していきたいと思います。
「2つの役割」のキーワードは、
「細胞分裂」と「ホルモン」です。
「亜鉛すごい大事やん!」を知って、カラダに補給してあげて、「快適なカラダ」で毎日を楽しんじゃってください♡
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細胞分裂
カラダに「亜鉛」が足りていないと、カラダのいろんなところに不調が現れてきます。
目には見えませんが、カラダは毎日「細胞分裂」を繰り返しています。
その「細胞分裂」に大きく関わっているのが「亜鉛」です。
「細胞分裂」をする時に「DNA=遺伝子情報」もコピーされて、新たに「細胞」が生み出されます。
カラダに「亜鉛」が足りていないと、うまく「DNA=遺伝子情報」が伝わらず、「突然変異の細胞=ステキではない細胞」が出来上がってしまいます。
そのことで、どんなところに具体的に影響してくるのか?を、紹介していきたいと思います。
味覚障害
カラダに「亜鉛」が足りていないと「味覚障害=味がしない」などが引き起こされます。
「舌」にたくさん存在する「味蕾」という「味を感じる場所」は、他の細胞に比べて「新陳代謝が高い=どんどん細胞分裂を繰り返す」場所です。
「亜鉛」が足りていないと、その「新陳代謝=細胞分裂」がうまく行われなくなり、正常な細胞で作られた「ステキな味蕾=舌」ではなくなってしまい、味がしないなどの「味覚障害」となってしまいます。
「コロナウイルスの後遺症」として「味覚障害」がありますが、これは、「コロナウイルス」というウイルスは、「亜鉛」を大量に消費してしまう、という特徴があるからです。
※参考※
「オーソモレキュラー医学会 新型コロナ感染とサプリメント活用法」
他にも、「目」「鼻」「耳」の「細胞」ももちろん、日々「細胞分裂」を繰り返しています。
十分な「亜鉛」がなかった場合、「視覚=見え方」に異常が現れたり、「嗅覚=におい」がしなくなったり、「聴覚=聞こえ」が悪くなったりしてしまいます。
「亜鉛」は、人間のカラダになくてはならない存在です。
皮膚トラブル
「亜鉛」は「ステキな皮膚」を保つために、絶対的に必要な栄養素です。
「皮膚の細胞」も、毎日、「細胞分裂」を繰り返し、「新しい皮膚」へと変わっています。
カラダに「亜鉛」が足りていないと、「細胞分裂」する時に、うまく「DNA=遺伝子情報」が伝わらず、「突然変異の細胞=ステキではない細胞」が出来上がってしまい、ブツブツした肌や、乾燥がひどい肌、アトピーっぽい肌、あせもなどになってしまいます。
そして、「皮膚」の90%は、「コラーゲン」でできています。
この「コラーゲン」をカラダの中で作り出す時に、必要になってくる「材料」が、
「タンパク質=お肉、お魚、たまご、チーズなど」
「ビタミンC」
「鉄」
そして「亜鉛」です。
カラダに「亜鉛」が足りていなかった場合、「コラーゲン」たっぷりの「ステキな皮膚」が作られることはありません。
「ケガ」や「火傷」をした時にも、カラダに「亜鉛」が足りていなかった場合には、新しい「ステキな皮膚」を作ることができず、「治りが遅い」という状態になります。
「皮膚科」で処方される「軟膏」や「湿布薬」の主成分は、この「亜鉛」だったりします。
古代エジプトの時代から「亜鉛」は「クスリ」として使用されていたそうです。
「ステキな皮膚」を保つためにも、「亜鉛」は必要な栄養素です。
髪の毛が抜ける
ふさふさでステキな「髪の毛」を生み出すためにも、維持するためにも「亜鉛」は必要です。
「亜鉛」は「髪の毛」に多く存在しています。
カラダの中で「亜鉛」が多く存在するところランキングを発表しちゃいます!
第1位 「筋肉」(60%)
第2位 「骨」(20~30%)
第3位 「皮膚・毛髪」(8%)
です。
「皮膚・毛髪」、堂々の「第3位」に君臨しています♡
「髪の毛」の90%以上は、「タンパク質=お肉、お魚、たまご、チーズなど」から作られています。
中でも、主な「タンパク質」の名前が「ケラチン」と言います。
「育毛剤」のCMで、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか!?
この「ケラチン=髪の毛の主成分」を作り出す時に必要になってくるのが「亜鉛」です。
つまり、「亜鉛」が不足すると、「髪の毛」の主成分である「ケラチン」を作り出すことはできず、「髪の毛」が抜けたり、新たに生えてこなくなったりしてしまいます。
産後のお母さんが「髪の毛がよく抜ける」というのも、実は、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時や母乳によって、赤ちゃんに「亜鉛」を分け与えてしまって、お母さんに自身に「亜鉛」が足りなくなっているサインだったりします。
あと、先ほどの「亜鉛が多く存在するところランキング」を見ていて思ったのですが、「筋トレ」をしている人に髪の毛が薄い方が多いのは、「筋肉」に「亜鉛」を取られてしまっている可能性もあるのではないか?と思いました。
「髪の毛」にも、「亜鉛」重要です。
妊娠・子どもの成長
「妊娠」「子どもの成長」にも、もちろん「亜鉛」は必要です。
「成長」すること自体が、「細胞分裂」そのものだからです。
「生命の誕生」とは、「精子」と「卵子」が出会って、数え切れないほどの「細胞分裂」を繰り返していくことです。
「亜鉛」が十分にカラダの中にあると、赤ちゃんのカラダの「細胞分裂」が正常に行われていくため、お母さんのお腹の中で、スクスクと元気な赤ちゃんが育っていってくれます。
そして、生まれてからも、「細胞分裂」が止まることはありません。
子どもが成長していく時には、大人以上に「細胞分裂」がたくさん行われます。
「亜鉛」が足りていないと、成長がゆっくりになったり、「低身長」になったりもします。
「身長が伸びる」という状態は、「細胞分裂」が正常に行われている状態だからです。
「妊娠」「子どもの成長」にも、「亜鉛」はめちゃめちゃ重要です。
ホルモン
カラダに「亜鉛」が足りていないと、カラダがうまく機能しなくなっていきます。
いろんな「ホルモン」を作る時に、「亜鉛」が必要だからです。
例えば、「糖尿病」。
意外かもしれませんが、「糖尿病」も「ホルモン」が関係しています。
「糖尿病」の「キーワード」となる「ホルモン」は、「インスリン」という「ホルモン」です。
「糖尿病」を簡単に説明してみると、「糖=ご飯、パン、麺、甘いモノなど」口にすると、まず、「血液」の中に「糖」が取り込まれます。(この血液の中に「糖」がどれくらいあるのか?を知れるのが、「血糖値」という数値です。)
その「糖」を処理するために「インスリン」という「ホルモン」をカラダが出します。
そして、その「インスリン」が「血液」の中にある「糖」を「エネルギー」に変えてくれたり、「脂肪」に変えたりして、処理してくれます。(=「血糖値」を下げてくれます。)
そして、この「インスリン」という「ホルモン」を作り出す時にも、「すい臓」という臓器から放出する時にも、「亜鉛」が必要になってきます。
つまり、「亜鉛」が足りていないと、口に入れた「糖」を処理してくれる「インスリン」が準備されることがなく、カラダの中に「糖」がさまよっている状態=「血糖値」が高い状態である「糖尿病」になってしまいます。
「糖尿病」の人を見つけたら、「亜鉛、足りてないかもね。」と言ってあげましょう。(笑)
そして、他の「ホルモン」を作る時にも、「亜鉛」は重要な役割をしてくれています。
「不妊治療、精力増強に亜鉛が良い!」ってよく聞きませんか?
実は、「男性ホルモン」である「テストステロン」を作り出すためにも「亜鉛」が必要です。
「母性」の素とも言われる「オキシトシン」という「ホルモン」を作り出すときにも「亜鉛」は必要です。
自分の子どもをカワイイと思えない、育児放棄してしまうお母さんは、カラダに「亜鉛」が足りていないことで、そうなってしまっている可能性があります。
カラダの中の水分を調整してくれる「抗利尿ホルモン」や、子どもの成長に関わっている「成長ホルモン」を作り出すときにも必要になってくるのが「亜鉛」です。
「亜鉛」は、カラダの中のいろいろな「ホルモン」に関係している隠れた重鎮でもあります。
なぜ足りなくなるのか?
カラダに「亜鉛」が足りない状態になってしまう理由は、たくさんあります。
その中から5つ紹介してみます。
- 「年齢」
「亜鉛」は、「牡蠣」「牛肉」「豚肉」「うなぎ」「ナッツ」などに多く含まれています。
「胃」で消化された後、「小腸」で吸収されるのですが、「年齢」と共にその吸収率が落ちていきます。
そのため、これまでと同じ食生活をしているのに「亜鉛」が足りていないカラダになってしまったりします。 - 「加工食品・精製食品」
現代は、「加工食品」や「精製されている食品」であふれかえっています。
例えば、「お肉」の「加工食品」であれば、ソーセージ、ウインナー、ハムなど。
「精製」とは、「見た目」や「味」重視のために、本来ある「栄養」を、そぎ落としてしまっている感じです。
精製された「お米」は、「白米」。
精製された「砂糖」は、「上白糖」。
そのような食品には、そもそも「亜鉛」は十分に含まれてはいません。 - 「汗」
「汗」の99%は水分です。
残り1%のほとんどは「塩分」ですが、カリウム、マグネシウム、「亜鉛」、鉄などのミネラルも微量に含まれています。
気温が上がって、汗をかくようになると、その汗と一緒に貴重な「亜鉛」も出ていっちゃいます。 - 「コロナウイルス」
先ほども登場した「コロナウイルス」です。
無症状・無意識であれ、「コロナウイルス」にかかった人は、「亜鉛」が大量になくなってしまっている可能性が高いです。 - 「クスリ」
最後は、「クスリ」です。
「関節リウマチ」や「パーキンソン病」「バセドウ病」などの「クスリ」を飲んでいる人は、「亜鉛」が足りなくなってしまう人が多いです。
「クスリ」とは、自然界に元々存在してはいない物質のため、必ず「副作用」があります。
その「副作用」の1つとして、「亜鉛」が消費されてしまう、というモノがあります。
「亜鉛」は、結構、簡単に不足してしまう「栄養素」の1つです。
亜鉛の補給
「亜鉛」の補給には、「サプリメント」がオススメです。
もちろん、「食事」=「牡蠣」「牛肉」「豚肉」「うなぎ」「ナッツ」などから、でも良いのですが、確実に補給してあげられて、コスパが良いのは、やっぱり「サプリメント」です。
※どんな「亜鉛のサプリメント」を選んだらいいの!?
注意点は!?
飲み合わせは!?
など、詳しく解説している記事は、こちらです。
ワタシの「亜鉛」活用術
ワタシも、もちろん「亜鉛のサプリメント」を飲んでいます。
今でも「糖質=ご飯、パン、麺、甘いモノなど」を食べ過ぎると、手のひらや足の裏に小さな水疱ができる「掌蹠膿疱症」という病気の症状が出たり、「あせも」が出てきたり、舌の先がしびれる感覚になったり、髪の毛がいつもよりも抜ける気がする時があります。
何らかの理由によって「亜鉛」が消費されて不足してしまっているサインだと捉えて、「亜鉛のサプリメント」の「量」を普段よりも少し増やしたりして、自分で自分のカラダをコントロールしながら生きています。
現在、40代半ばですが、まだ「髪の毛」に「白髪」は出てきていません。
たま~に、「眉毛」に1本「白髪」を見つけます。(ちょっとショックです。(笑))
小学生の娘は、学年の中でも「身長」は高い方です。(両親共に、身長が高いわけではありません。)
もちろん、食欲旺盛でよく食べますが、「ホエイプロテイン」や「亜鉛のサプリメント」などで、栄養の補給をしているおかげでもあると思います。
「細胞分裂」が正常に行われているようで、「皮膚トラブル」もほとんどありません。
たった1つの栄養素なのに、こんなにいろいろなことがうまく機能してくれていて、本当に「亜鉛」には感謝です♡
この場を借りて、お礼申し上げます。(笑)
ぜひ、あなたもカラダに絶対的に必要な「亜鉛」を活用して、自分で「快適なカラダ」を作って、毎日を楽しんじゃってください♡
※参考資料※
「すべての不調は自分で治せる 藤川徳美」
「メガビタミン健康法 藤川徳美」
精神科医こてつ名誉院長のブログ
オーソモレキュラー栄養医学研究所
PHYSIQUE ONLINE 山本義徳
まとめ
「亜鉛」は「細胞分裂」に関わっている栄養素。
カラダに「亜鉛」が足りていないと、うまく「DNA=遺伝子情報」が伝わらず、「突然変異の細胞=ステキではない細胞」が出来上がってしまい、いろいろなトラブルが発生する。
- 味覚障害
「味蕾」という「味を感じる場所」は、他の細胞に比べて「新陳代謝が高い=どんどん細胞分裂を繰り返す」場所のため、「亜鉛不足」の症状が出やすい場所。 - 皮膚トラブル
カラダに「亜鉛」が足りていないと、「細胞分裂」する時に、うまく「DNA=遺伝子情報」が伝わらず、「突然変異の細胞=ステキではない細胞」が出来上がってしまうため。 - 髪の毛が抜ける
「ケラチン=髪の毛の主成分」を作り出す時に必要にな栄養素が「亜鉛」。 - 妊娠・子どもの成長
「成長」すること自体が、「細胞分裂」そのもの。
「亜鉛」は「ホルモン」にも関わっている栄養素。
いろいろな「ホルモン」を作る時に必要。
- 「糖尿病」の「キーワード」である「インスリン」という「ホルモン」。
- 「男性ホルモン」である「テストステロン」。
- 「子どもの成長」に関わっている「成長ホルモン」。
- 「母性」の素である「オキシトシン」など。
「亜鉛のサプリメント」について詳しく解説している記事は、こちらです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでもお役に立てたなら、光栄です。
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