「バセドウ病」「橋本病」など、「甲状腺」の病気の人は「ソイプロテイン」を毎日は飲まない方が良いと思います。
理由は2つです。
- 「甲状腺ホルモン」への影響があるかもしれないから
- 「ホルモンバランス」に影響があるかもしれないから
1つずつ詳しく解説していきたいと思います。
カラダに良いと思って飲んでいる「ソイプロテイン」が、まったくあなたのカラダのためになっていないかもしれません。
それだけでなく、「甲状腺」の状態を悪化させてしまっている可能性まであります。
世の中の「大豆製品ステキ!!」という流れに流されることなく、あなたのアタマで一度考えてから、「ソイプロテイン」を毎日飲むかどうかを決められてください♡
※この記事には、プロモーションを含みます。
「甲状腺ホルモン」への影響
「ソイプロテイン」には「大豆イソフラボン」が含まれています。
「甲状腺の疾患(バセドウ病・橋本病など)」がある方が、「大豆イソフラボン」を摂ることで考えられる「甲状腺ホルモン」へのリスクは2つです。
- 「甲状腺ホルモン」を作り出すことを邪魔してしまう
- 「ヨウ素」を取り込むことを邪魔してしまう
1つずつ分かりやすく解説していきます。
「甲状腺ホルモン」を作り出すのを邪魔してしまう。
「大豆イソフラボン」は、「甲状腺ホルモン」の「量」を減らしてしまう可能性があります。
「大豆イソフラボン」は、「甲状腺ホルモン」を作り出すために必要な「甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)」という「酵素」の働きを弱める可能性があるからです。
この「甲状腺ペルオキシダーゼ」という「酵素」が正しく働いていてくれないと、「甲状腺ホルモン」がイイ感じに分泌されなくなってしまいます。
「甲状腺ホルモン」はあなたを快適に過ごさせてくれる「お家」、「甲状腺ペルオキシダーゼ」は「大工さん」だと考えてください。
「お家」を建てるためには、「木材」や「鉄筋」などの「材料」が必要です。
でも、「大工さん」がいなければ、その「材料」を組み立てて「お家」を完成させることができません。
同じように「甲状腺ホルモン」を作る「材料(ヨウ素など)」があっても、「甲状腺ペルオキシダーゼ(大工さん)」がいないと「甲状腺ホルモン(お家)」は作り出されません。
「大豆イソフラボン」は、「甲状腺ホルモン」の「量」を減らしてしまう可能性があるため、「バセドウ病」「橋本病」など、「甲状腺」の心配がある方は「ソイプロテイン」を毎日は飲まない方が良いと思います。
「ヨウ素」を取り込むことを邪魔してしまう。
「大豆イソフラボン」は、「甲状腺ホルモン」の「量」を減らしてしまう可能性があります。
「甲状腺ホルモン」を作り出すためには「材料」として「ヨウ素」が必要ですが、「大豆イソフラボン」は「ヨウ素」をカラダに取り込むことを邪魔することがあります。
「ヨウ素」とは、「食べ物」で言うと「昆布」「わかめ」などの「海藻類」や「魚介類」に多く含まれている「成分」です。
「甲状腺ホルモン」を作る「工場」に「ヨウ素」という「材料」を「トラック」で運んでいるとします。
その途中、「大豆イソフラボン」が道路を塞いでしまっていると、「トラック」が工場にたどり着けなくなってしまいます。
「材料」が到着しないので、「工場」で「甲状腺ホルモン」は作れなくなってしまうんです。
「大豆イソフラボン」は、結果的に「甲状腺ホルモン」の「量」を減らしてしまう可能性があるため、「バセドウ病」「橋本病」など、「甲状腺」の心配のある方は「ソイプロテイン」を毎日は飲まない方が良いと思います。
※「ソイプロテイン」以外にも、大豆製品(豆腐、納豆など)を毎日のように食べる場合、「大豆イソフラボン」の量が多くなりすぎるリスクがあるため、注意が必要です。
ホルモンバランスの影響
「ソイプロテイン」に含まれている「大豆イソフラボン」は、「ホルモンバランス」に影響を与えてしまう可能性があるため、毎日飲むことはやめた方が良いと思います。
「大豆イソフラボン」は、「植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)」というモノの1つです。
カラダの中の「エストロゲン(女性ホルモン)」と似た「働き」をします。
「大豆イソフラボン」は、カラダの中の「エストロゲン(女性ホルモン)」が多すぎる場合にはその「働き」を抑えて、少なすぎる場合には「補う」ように働くことが知られています。
ただ、毎日「ソイプロテイン」を飲み続けていくと、「大豆イソフラボン」を摂る量が結果的に多くなってしまいます。
そのことで、「エストロゲン(女性ホルモン)」と似た「働き」を過剰に引き起こし、「ホルモンバランス」が乱れてしまう可能性があります。
「エストロゲン(女性ホルモン)」はサッカーチームの「本来の監督」。
「大豆イソフラボン」は「代わりに現れた監督」だとします。
「本物の監督」がいるときは「チーム」がうまく動きます。
でも、似ている「代わりの監督(大豆イソフラボン)」がたくさんやってきて、好き勝手に指示を出し始めると、選手たちが混乱して試合に勝てなくなります。
これが「ホルモンバランスが乱れてしまう」という状態です。
特に女性の「甲状腺の病気(橋本病やバセドウ病)」のある方は、「エストロゲン(女性ホルモン)」が「甲状腺ホルモン」に影響する可能性があります。
「ソイプロテイン」を毎日飲むことはやめた方が良いと思います。
リスクが高くなる条件
「ソイプロテイン」を毎日飲むことで「リスク」が高まる可能性がある状況としては3つです。
- 「橋本病(甲状腺機能低下症)」がある場合
すでに「甲状腺ホルモン」が不足している状態では、「ソイプロテイン=大豆イソフラボン」の影響で症状が悪化する可能性があります。 - 「ヨウ素」不足の場合
日々の食事からの「ヨウ素」の摂取量が十分でない場合、さらに「大豆イソフラボン」が「ヨウ素」の取り込みを邪魔する働きが強く出やすくなります。 - 「ヨウ素」の摂り過ぎの場合
「甲状腺ホルモン」を作り出す機能が弱まってしまう可能性があります。
つまり、どんな人でも「ソイプロテイン」を毎日飲むことは、ワタシはオススメしません。
「どうしてもソイプロテインを飲みたい!」ということであれば、
- 「ソイプロテイン」の量をめちゃめちゃ減らす
- 大豆製品(豆腐、納豆など)を口にする量も、毎日気にする
という対策を取られると良いかと思います。
ニンゲンのカラダに「タンパク質」は絶対に必要です。
その「タンパク質」を毎日しっかりと補給してあげるためにワタシがオススメしたいのは、「ホエイプロテイン(動物性のタンパク質)」です。
オススメはホエイプロテイン
ワタシは全人類に「ホエイプロテイン=動物性のタンパク質」を飲んでもらいたいと思っています。
その理由はシンプルで「タンパク質」は毎日必要で、そして「ニンゲンはそもそも【肉食】だから」です。
ニンゲンが【肉食】であるとする根拠は3つです。
- 「赤ちゃん」はお母さんのお腹の中で【脂質】を栄養として生きているから
- 「母乳」には【ホエイプロテイン=動物性のタンパク質】が含まれているから
- 人類が誕生したとされる約700万年前から「狩猟採集生活」=【肉食】だったから
お米や小麦などの「農耕」が始まったのはたった1万年前と言われています。
1つずつ説明していきます。
「赤ちゃん」はお母さんのお腹の中で【脂質】を栄養としている
「赤ちゃんがお母さんのお腹の中でナニを栄養として育っているのか?」を調べた産婦人科の先生がいらっしゃいます。
千葉県の「宗田マタニティクリニック」の「宗田哲男」先生です。
宗田先生が何人もの妊婦さんに了承を得て調べてみた結果、「赤ちゃん」はお母さんのお腹の中で「ケトン体=脂肪を分解してできたモノ」を栄養として育っていることが分かりました。
これまで赤ちゃんの「栄養」だと思われていた「糖」はほとんど含まれてはいなかったそうです。
「赤ちゃん」はお母さんのお腹の中にいる時から「脂肪=動物性」を栄養として生きています。
ニンゲンはやっぱり、そもそも【肉食】です。
「タンパク質」を補給するのであれば、「ホエイプロテイン=動物性のタンパク質」が自然なのではないかと思います。
「母乳」には【ホエイプロテイン】が含まれている
ニンゲンはそもそも「動物」です。
そして、「肉食」です。
産まれてきた「赤ちゃん」が、最初に口にする「母乳」には「ホエイプロテイン」が含まれています。
「母乳」の約半分の成分が「脂質=アブラ」です。
そして、もう半分が「乳糖」という「糖」です。
この「乳糖」、普段ワタシたちが口にしている「ご飯、パン、麺、甘いモノなど」の「糖」とは種類が違います。
「腸」の中をイイ感じにしてくれる役割をしてくれる「糖」です。
そして、「母乳」に含まれている成分の最後が「タンパク質」です。
この「タンパク質」の中の約90%が「ホエイプロテイン」です。
そうなんです!!
産まれた時から、ワタシたちニンゲンは「ホエイプロテイン」を口にして生きてきたんです。
つまり、「ホエイプロテイン=動物性タンパク質」がニンゲンにとって一番自然な「タンパク質」だとワタシは思います。
約700万年前から「狩猟採集生活」=【肉食】
「日本人は農耕民族だから!」と思っていませんか?
もちろん「農耕民族」だとは思いますが、「人類」という大きなくくりで考えると、誕生してから約「700万年」経っているとされています。
「農耕」が始まったのがたった「1万年前」からなんです。
つまり、「人類誕生」から約699万年間、「狩猟採集生活」=「肉食」だったんです。
そんな「肉食」で生きてきた「人類」は「ご飯、パン、麺、甘いモノなど」をうまく処理する機能をそもそも持ち合わせていないとされています。
「狩猟採集生活=肉食」だった頃は、「現代病」と呼ばれる「糖尿病」「ガン」「うつ」などはなかったとも言われています。
これまであなたが毎日せっせと口に運んできた「ご飯、パン、麺、甘いモノなど」は、実は「栄養成分」で見ると、↓「角砂糖」を何個も食べているのと同じなんです。
「角砂糖」を1日に何十個も食べる食生活が、カラダに悪そうなことは想像できると思います。
人類はそもそも【肉食】でずっと生きてきたので、「ホエイプロテイン=動物性タンパク質」が一番自然な「タンパク質」だとワタシは思います。
※「ホエイプロテイン」であればどこのメーカーのモノでもOKです!
といっても、どこかオススメはナイの!?とよく聞かれるので、ワタシが今まで飲んだことのある「ホエイプロテイン」を紹介している記事をご紹介しておきます。
※参考資料※
「甲状腺ホルモンの底力 山内泰介」
「甲状腺の病気 伊藤公一」
「ソフィアウッズ・インスティチュートの公式ブログ【図書室】」
まとめ
「バセドウ病」「橋本病」など、「甲状腺」の病気の人は「ソイプロテイン」を毎日は飲まない方が良いと思う理由は「2つ」。
- 「甲状腺ホルモン」への影響があるかもしれないから
・「大豆イソフラボン」は、「甲状腺ホルモン」の「量」を減らしてしまう可能性がある
・「甲状腺ホルモン」を作り出すためには「材料」として「ヨウ素」が必要だが、「大豆イソフラボン」は「ヨウ素」をカラダに取り込むことを邪魔することがある - 「ホルモンバランス」に影響があるかもしれないから
「大豆イソフラボン」は「エストロゲン(女性ホルモン)」と似た「働き」をする
全人類にオススメなのは「ホエイプロテイン=動物性のタンパク質」
その理由はニンゲンはそもそも【肉食】だから。
【肉食】だと言える根拠は3つ。
- 「赤ちゃん」はお母さんのお腹の中で【脂質】を栄養としているから
- 「母乳」には【ホエイプロテイン】が含まれているから
- 約700万年前から「狩猟採集生活」=【肉食】
毎日の「タンパク質】の補給には、「ソイプロテイン」ではなく、「ホエイプロテイン」!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも、あなたのお役に立てたなら光栄です♡
※「毎日、何食べてるの!?」と聞かれることが多いので、わが家の毎日の食事を「Instagram」と「Facebook」に投稿しています。
参考になるかどうかは分かりませんが、のぞいてみてください♡
Instagramアカウント→ tomo_life_hint
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