サプリメントは国産がいい!は、幻想だった!【国産のサプリメントの残念なお話】

「サプリメントは国産よりも、アメリカで製造、販売されているモノを選んだ方が良い」ことが多いです。

理由としては、「サプリメントの品質」を管理維持するための「GMPジーエムピー」という基準が、世界で最も厳しい・・・・・・・・とされているのは「アメリカ」だからです。

この記事では、「日本のGMP基準」と「アメリカのGMP基準」の3つの違いを紹介していきます。

  • ガイドライン
  • 品質管理の義務
    ・成分が表示通りにはいっているか
    ・体内でちゃんと溶けるか
  • 認定機関の立入検査

ワタシが「サプリメントアドバイザー」の勉強をした「教科書」を元に書いていきます。

結構、残念な日本の現状を受け入れる準備はできていますでしょうか!?

「なんとなく」のイメージではなく、「事実」を知って、「サプリメント」を選択する時の参考にしていただけると嬉しいです。

ガイドライン

「ガイドライン=品質の管理について、あれこれ決まりが書いてある書類」です。

その「ページ数」が、そもそも違います。

「日本のGMPジーエムピー」は、5ページ。
「アメリカのGMPジーエムピー」は、815ページ。

163倍違います。
(計算したくなっちゃう性格です(笑)。)

何も「ページ数」が多いから良い!というわけではありません。

「ページ数」が多いということは、「事細かに色々なところに基準や決まりがある」ということです。

真剣度合いが伝わってきますね。

「日本のGMP」のガイドラインは、「アメリカのGMP」のガイドラインに比べるとペラペラで薄いそうです。

品質管理の義務

「サプリメント」などの「品質を管理する義務」が、日本では「任意」となっています。

つまり、「品質」を管理しなくても売ってもいい、って決まりになっちゃってます。

アメリカでは「品質を管理すること」は、「法的義務」となっているため、ちゃんとしてないと法律で裁かれちゃいます。

なぜ、日本は「品質を管理する義務」がないのかは分かりませんが、現在、日本で作られているサプリメントなどは、「品質」に何の保証もないこともある、ということです。

それを毎日、「カラダのために♡」と飲んでいる人がたくさんいると思うと、なんだか悲しいです。

やさしい世の中ではありません。

当たり前にあるはずだと思っていた「サプリメントなどの品質を管理する義務」は、日本では、まさかの「任意」です。

成分が表示通りに入っているかどうか

「表示されている成分が表示通りに入っているかどうか」を調べる「成分量分析」という検査があります。

日本では、この検査を省略できるそうです。

つまり、「表示通りの成分が入っているかどうか、わからない状態で売られていることもある」ということです。

ん?
その表示通りに入っていると思って買ってますよね?

大変残念なお知らせで、すみません。
(なぜか謝っておきます。)

一方、アメリカではこの検査を省略できるはずはなく、さらに、少なくとも「原料の時点」と「製品になってから」の2段階で検査をしないといけないことになっています。

なんでしょう?
この違い、、、

本気度合がやっぱり全然違います。

「日本のGMPジーエムピー」には、「表示されている成分が表示通りに入っているかどうか」を調べる義務・・はありません。

体内でちゃんと溶けるかどうか

もう1つ残念なお知らせです。

「日本のGMPジーエムピー基準」では、「体内でちゃんと溶けるかどうかの試験(崩壊性試験ほうかいせいしけん)」は、これまた検査を省略できるそうです。

つまり、「体内でちゃんと溶けるかどうか分からないものが売られていることもある」ということです。

えっ!?
、、、ですよね〜。

一方、「アメリカのGMPジーエムピー基準」では、もちろん、体内でちゃんと溶けるかどうかの試験は義務・・付けられています。

カラダの中でちゃんと溶けるモノだけが製造されています。

「日本のGMP基準」では、体内でちゃんと溶けるかどうかの試験(崩壊性試験)は、省略できるそうです。

ここまで来ると逆に、「日本のGMP基準」を「がんばれよっ!」と応援したくなってきました(笑)。

認定機関の立ち入り検査

「アメリカのGMPジーエムピー基準」では、アメリカの政府機関・・・・・・・・・FDAエフディーエー」が立ち入り検査されるそうです。

結構、重々しい感じを受けますね。

一方、「日本のGMP基準」では、認定機関の立入検査などはありません。

「日本のGMP基準」完敗です。

残念ついでに、もう1つあります。

「アメリカのGMP基準」は、「c GMP」と書かれたりします。

この「c」は、「currentカレント=現行の」という意味です。

分かりやすく言うと、「アメリカのGMP基準」は、常にアップデートされ続けているということです。

「商品説明」のところに、こんな風に書いてあります↓

※単純に「GMP」とだけ書いてあることもありますが、販売会社がアメリカの場合には、「アメリカのGMP基準」をクリアしていないと販売できないので、「c GMP」をクリアしていると考えて大丈夫な様です。

日本のメーカーでも、この「アメリカのGMP基準」を採用している会社もあるようですが、極めて少ないそうです。

「アメリカのGMP基準」では、アメリカの政府機関「FDA」が立ち入り検査されますが、「日本のGMP基準」では、認定機関の立入検査などはありません。

アメリカのサプリメントどこで買うの?

ここまでの説明を聞いて、「やっぱり国産のサプリメントが安心♡」と言える根拠は、どの辺にありますでしょうか?

でも、アメリカで製造されているサプリメントなんてどうやって買ったらいいのよ〜!!

海外に行って買うなんてできないし!!

という、あ・な・たっ!

安心してください♡

アメリカで製造、販売されているモノを、世界180ヵ国の人が購入可能な「iHerb」という個人輸入サイトがあります。

いわゆる「Amazon」の様なショッピングモールです。

この「iHerb」、アメリカで製造、販売されているサプリメントが多いので、世界で一番厳しい「アメリカのGMP基準」をクリアしているものが買えます。

※「iHerb」について、詳しく解説している記事はこちらです。

まとめ

「日本のGMP基準」と「アメリカのGMP基準」の3つの違い。

  • ガイドライン
    「日本のGMP」は、5ページ。
    「アメリカのGMP」は、815ページ。
  • 品質管理の義務
    ・成分が表示通りにはいっているか?
    日本では、検査を省略できる。
    =表示通りの成分がちゃんと入っているか分からないモノが売られている可能性がある。
    ・体内でちゃんと溶けるか?
    日本では、検査を省略できる。
    =体内でちゃんと溶けるかどうか分からないモノが売られてる可能性がある。
  • 認定機関の立入検査
    「日本のGMP基準」では、認定機関の立入検査はナイ。
    「アメリカのGMP基準」では、アメリカの政府機関「FDA」が立ち入り検査。

アメリカで製造、販売されている「サプリメント」を買える「iHerb」について、詳しく解説している記事はこちらです。

「日本のサプリメント」に「GMP基準取得!」みたいな文言でアピールされていたとしても、「アメリカのGMP基準」を知ってしまうと、あんまり魅力を感じなくなります。

「サプリメント」は「国産がよさげ♡」というイメージで選ぶのはやめて、しっかりとあなたのカラダの応援をしてくれるモノを選んで、「快適なカラダ」で毎日を楽しんじゃってください♡

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
少しでもお役に立てたなら、光栄です。

※わが家の毎日の食事を「Instagram」に投稿しています。
参考になるかどうかは分かりませんが、のぞいてみてください♡
Instagramアカウント→ tomo_life_hint

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