「南無妙法蓮華経」人生の波に乗る魔法の言葉
むかしむかし…といっても、700年以上前のこと。
日本がいまよりずっとザワザワしていた頃。
戦が起き、病が流行り、明日が見えない時代。
みんなが「もう幸せなんて来ないんじゃないか」と思っていた、そんな時代に—
ひとりの青年がいました。名前を日蓮といいます。

「人の苦しみを見過ごせない男」
この人、ちょっと変わっていました。
他の僧侶たちが「修行」に夢中になっている中、
日蓮は「人の心」に夢中でした。
誰かが悲しんでいると、放っておけない。
まるで、「困っている人を見ると反射的に手を差しのべてしまう“おせっかいDNA”」を持っていたんです。

「すべての人の中に仏がいる!?」
そんな日蓮が、ある日ついに出会ってしまったのです。
人生を変える1冊に。
それが『法華経』でした。
そこには、こんなことが書かれていました。
「どんな人も、みんな仏になれる」
これを読んだ瞬間、日蓮の目がキラーン✨と光った。
「えっ!? じゃあ、あの隣の頑固おじさんも!?
いつも文句ばっかり言ってるあの人も!?
あの自分のこと嫌いな自分も!?」
そう、みんな“仏のタネ”を持ってるんです。
あなたの中にも、ちゃんと。
ただ、そのタネ、ちょっと土の奥で眠ってるだけ。

「南無妙法蓮華経」というスイッチ
じゃあ、その仏のタネをどうやって目覚めさせるか?
それが「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」です。
「南無」は、“ワタシは信じます”という宣言。
「妙法蓮華経」は、“どんな苦しみの中にも意味があるよ”という真理。
つまり、「南無妙法蓮華経」とは—
「ワタシは、人生を信じます。
どんな嵐の中にも、きっと花が咲くって信じて生きます。」
という人生応援の”合言葉”なんです。

日蓮の生き様:嵐の中の灯台
でも、この言葉を広めようとした日蓮は、ものすごく叩かれました。
「なに勝手なこと言ってんだ!」と。
命を狙われ、島流しにもされ、
まさに“人生ハードモード”です。
でも、彼は言いました。
「嵐が来ても、灯台は光を消さない」
なぜなら、苦しむ人を救いたかったから。
どんな闇の中にも、必ず「光」があると信じていたから。

現代を生きるワタシたちへ
日蓮が残した「南無妙法蓮華経」は、人生のリセットボタンみたいなもの。
たとえば、
うまくいかない日。
誰かに責められて心がぐしゃっとなった日。
「もうダメだ〜」って思ったときに、小さく唱えてみる。
「なむみょ〜ほ〜れん〜げ〜きょ〜」
声に出してるうちに、
「あれ? ちょっとだけ心があったかいかも」
そんな風に、気持ちの向きがほんの少し変わる。
それはまるで、曇り空のすき間から、ふと一筋の光が差しこむような瞬間。

おわりに:日蓮が教えてくれたこと
「南無妙法蓮華経」とは、
完璧になるための呪文じゃありません。
「今のワタシのままで、すでに尊い」
「この出来事にも、きっと意味がある」
そう信じて生きるための、“心のあいさつ”なんです。
だからもし、今日ちょっとつらいことがあったら、空を見上げて、つぶやいてみてください。
「南無妙法蓮華経」
その瞬間、日蓮さんがどこかでニコッと笑って、「よくがんばってるね」って言ってくれるかもしれません♡
そんな日蓮さんの教えを愛してやまないお坊さんが教えてくれる「空手教室」がこちらの道場で、
毎週 月・水・金
年少部:18:00~19:30
一般部:20:00~21:30 開催されています。
ちょこっと気になった方、いつでも見学に来られてください♡
(事前の連絡はなくても大丈夫です。)
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